教師養成コース

STAT教師認定トレーニングコース

STAT認定教師になるためには、まず、STATが認定したトレーニングコースを卒業し、STATモデレーター(査察官)の2度にわたるモデレーション(査察)を受ける必要があります。
STAT認定のトレーニングコースを設立するためには、まず、設立者(運営者=校長)自身の教授経験が10年以上であることに始まり、スキル、資質、人格、トレーニングコースでのアシスタントの経験などあらゆる能力や経験が問われます。メインアシスタントは校長に万が一のことがあった場合、代役をつとめる必要があるので、経験や教授歴など適性を審査されます。ただし、STATからの学校開設の許可は校長に対して出されるので、その措置は突発的な事態に限られ、アシスタントが学校を引き継いで校長になることはできません。その場合、アシスタント自身が新しい学校を開設する申請をする必要があります。
 教師と学生の数の比率も1:5と決められており、それを超える数の学生は受け入れられません。
 また、授業は1週間に4〜5日間、1日4時間まで、3年間のフルタイムで運営されます。週末の学校、夜間の学校は認められません。それは、アレクサンダーテクニーク教師は、高い専門性が求められるので、集中的にフルタイムで教育するべきであるという考えに基づいています。
 2年目と卒業時にSTATからモデレーターが送られ、一人一人の学生にその段階にふさわしいレベルまで学習が進んでいるか、卒業時にはSTAT認定教師としてふさわしいかを審査されます。


国際機関の教師認定

国際的なアレクサンダーテクニークの機関では、1958年にアレクサンダー自身から学んだ教師たちによって設立されたSTATが最も古く、規模も提携協会を含めて最大です。(33の国と地域におよそ3000人)
STATはアレクサンダー自身に教えられた教師たちが、どのようにテクニークを教えていくか、教師トレーニングの方法はどうするか、が設立の目的だったので、教師トレーニングに厳しい基準を設けています。1対1の手を使ったレッスンなど、アレクサンダー自身のやり方に忠実な伝統的な教育法です。
提携協会はSTATと教師トレーニングを共通の基準をもうけ、トレーニングの学校を開設するところから、カリキュラムなど実際の運営まで学校を監査するほか、各々の学生が卒業するにあたり、各々の協会がその基準に達しているかの認証をします。認証を得てから、その協会に登録をして会員になります。

(STAT提携協会)STATから独立し、各国で運営する機関。が、教師養成の基準はほぼ共通。
AUSTAT(オーストラリア) GATOE(オーストリア) AEFMAT(ベルギー) ABTA(ブラジル) CANSTAT(カナダ) DFLAT (デンマーク)FINSTAT(フィンランド) APTA(フランス) ATVD(ドイツ 旧GLAT) ISTAT(イスラエル) NeVLAT(オランダ) ATTSNZ(ニュージーランド) NFLAT(ノルウェイ) SASTAT(南アフリカ) APTAE(スペイン) SVLAT(スイス) AmSAT(アメリカ合衆国)

国際機関にはSTATおよびその提携協会以外にもATI(Alexander Technique International)があります。ATIは1992年にマージョリー・バーストー(アレクサンダーに学んだアメリカの教師)によってトレーニングを受けた28人の教師によってアメリカで設立された比較的新しい団体です。バーストー自身がグループレッスンやアクティヴィティを使ったユニークな教え方で成果を上げ、その考えを中心にしています。
自由度が高く、ATIとして教師養成の基準をもちません。教師を養成する学校を設立するにも基準や審査はなく、各々の考えで設立されます。共通のカリキュラムや基準もないので、それぞれの学校が個性的な教育を行っています。ATIとしての教師認定は、ATIのスポンサーメンバー(総会によって選出される)3人の推薦によって、会員資格を得ることができます。STAT会員は希望すれば、ATI会員になれますが、ATI会員はそのままSTAT会員にはなれません。
比較的新しい団体で、2012年現在はアメリカを中心に22カ国400人ぐらいの規模でしたが、近年会員数を増やしており、日本は、アメリカについで、2番目に多くの会員を輩出しています。


STATの教師養成コース

日本には過去も現在もSTAT提携協会はありません。
提携協会のない国でSTATのトレーニングコースを開設するためには、STATの認可が必要です。2012年秋に芦屋のアマックコーポレーションと東京のアレクサンダーテクニークスタジオ東京が認可を受けました。これが日本で初めてのSTATの認可を受けたトレーニングコースです。

アマックhttp://www.amac.co.jp/attrt.html
アレクサンダーテクニークスタジオ東京http://www.alexander-tokyo.com/training/